唾液の虫歯予防作用 ~マッサージやトレーニングでも唾液の量は増える!
投稿日:2021年10月1日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
柏駅南口から徒歩1分にある柏KT矯正歯科です。
矯正治療中は装置がついていることで歯磨きがしにくかったり
唾液の自浄性が低下することから
虫歯になりやすいため注意が必要です。
以前の記事でも
などについてお話ししましたが、
今日は唾液についてお話しします。
唾液の役割
唾液にはたくさんの大切な役割があります。
・食べ物を唾液と混ぜ飲み込みやすくする
・味を感じる味蕾という場所に味を伝えることで
味を感じやすくする
・アミラーゼという酵素により消化を助ける
・ムチンという粘着性の物質により粘膜を保護する
・唾液が食べかすを洗い流してくれたり(自浄作用)
お口の中を中性に保ち
唾液中のカルシウムやリンを歯に取り込み(再石灰)
お口の健康を守る
・ラクトフェリンやリゾチームという抗菌成分が
体の中への菌の侵入を防いだり増殖を抑え
体の健康を守る
普段あまり意識することはないと思いますが
唾液の大切さがわかりますね。
唾液を増やす方法
唾液にはとても大切な役割がたくさんありますが
唾液はどのように出てくるのでしょう?
唾液はお口の中の唾液腺という場所で作られ
お口の中に出てきます。
食べ物をよく噛むことで唾液腺が刺激され出てきます。
しかし、矯正治療中はかみ合わせを動かしているので
食べ物をよく噛むことがむずかしいときもありますね。
だけど、装置がついてるから虫歯のリスクが高まるし...
と心配になるかもしれませんが、
唾液を増やすために
唾液腺のマッサージや舌のトレーニングをすると効果的です。
・唾液腺マッサージ
1.親指を顎の骨の内側の柔らかい部分にあて
耳の下から顎の下を5か所くらい各5回ずつ押していきます。
2.親指以外の4本の指で
上の奥歯あたりを後ろに向かって10回回します。
3.両手の親指をそろえ
顎の真下から上に突き上げるように10回グーっと押します。
・舌のトレーニングをする
1、舌をできるだけ出し上唇をなめるように上にむける
2、口の角をなめるように左右に動かす
3、円を描くように動かす
唾液の99%以上は水分からできています。
水分補給も忘れずに行いましょう。
繰り返しになりますが矯正治療中は虫歯のリスクが高まってしまいます。
歯磨きはいつも以上に丁寧に行いましょう。
それに加え唾液の役割なども少し知ってもらえると
虫歯対策がよりできるかと思います。
当院では法人内のクリニック(柏KT歯科)と連携して虫歯もしっかりとケアしています。
安心して矯正治療を進められる環境を整えておりますので
矯正治療をお考えの方はぜひ一度ご相談にいらしてください。
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