顎間ゴムやインプラントアンカー 歯を動かすためのゴムやネジ
投稿日:2020年12月17日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
柏駅から徒歩1分にある柏KT矯正歯科です。
成人の矯正治療では
歯にブラケットをつけるワイヤーによる矯正や
マウスピース矯正があります。
そのどちらでも歯を動かすためにさらに力を加えることがあります。
患者様の治療によって変わってくるので装置以外特に力を加えない場合もあります。
顎間ゴム
矯正治療で歯を動かすために治療の途中で患者様自身のお手伝いが必要になることがあります。
それが顎間ゴムです。
顎間ゴムはすべての患者様に必要なものではありませんが、使われることが多いものです。
ゴムのかけ方には大きく4種類あります。
・Ⅱ級ゴム
前歯が出ている方の治療などで上の前歯を後ろに引っ張るイメージで
ワイヤーやマウスピースにつけられたフックに引っ掛けます。
・Ⅲ級ゴム
受け口の治療などで下の前歯を後ろに引っ張るイメージで使われます。
・垂直ゴム
上下の歯がうまく噛み合っていないときに使われます。
・交差ゴム
交叉咬合と呼ばれるような上下の歯が左右にずれているときに使います。
ゴムがないと歯が動かないというわけではありませんが、
ゴムを使わないと治療期間が長引いてしまいます。
はじめはゴムを付けるのが面倒くさかったり、
不快に感じたりするかもしれませんが
1~2週間ほどでなれてきますので
ゴムを使用することを指示された患者様は指示通り使うようにしましょう。
インプラントアンカー(インプラントスクリュー)
顎間ゴムを”毎回装着するのが手間であまりやらない”となってしまうと
歯の移動が計画通り進まず治療が長い期間かかってしまいます。
その場合に使うのがアンカースクリュー、
インプラントアンカースクリューと呼ばれるネジです。
患者様の歯や骨の状態、動かしたい歯により場所は変わってきますが、
上顎の奥歯のほほ側に打つことが多いです。
このネジから引っ張り歯を動かしていきます。
”顎の骨にネジを打つ”と聞くととても痛そうですが
骨のネジを打つ部分には神経はないので
痛みを感じません。
歯茎は痛みを感じるので処置の前に麻酔をします。
その時に多少お痛みは感じると思いますが
ネジを打つこと自体は心配しすぎなくて大丈夫です!
でも怖い!と思う方もいると思うので
顎間ゴムの使用が必要と判断された場合にはご自身でそちらを頑張ってみてください。
患者様に合った方法をご提案しますのでお気軽に相談してください。
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