矯正治療ではそもそもなぜ歯が動くの?加齢によっても歯は動く?
投稿日:2021年6月11日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
柏駅南口から徒歩1分にある柏KT矯正歯科です。
歯の周りには歯根膜という線維があります。
これは歯と歯が埋まっている歯槽骨を強固につないでいます。
また、噛んだ時の力が分散されるようなクッションのような役割や
噛んだ時の力を脳に伝えるセンサーのような役割をしています。
矯正治療によって歯に力をかけていくと
力のかかっている方の歯根膜は縮められます。
縮められた歯根膜は元の長さに戻ろうとするため
骨を溶かすよう信号を出し破骨細胞が進行方向の骨を溶かします。
もう一方の歯根膜は引き延ばされ元の長さに戻るために
骨芽細胞が後ろ側に骨を作ります。
このように少しづつ骨が削られて作られてを繰り返し
歯が動いていきます。
また矯正治療後に保定が必要になってくるのは
少しづつ骨が作られて歯根膜が元の長さに安定するまでに
時間がかかるため歯が元の位置に戻ってしまうのを防ぐ必要があるためです。
歯は加齢によっても動いてしまいます。
歯を支えている骨は加齢により少しずつ痩せてしまうため、
歯が動きやすくなってしまいます。
さらに歯周病になると骨が溶かされてしまいます。
しっかりとケアをして歯周病を予防することも大切です。
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