部分矯正のメリットやデメリット。全顎矯正とは何が違うの?
投稿日:2021年3月29日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
柏駅から徒歩1分にある柏KT矯正歯科です。
歯並びがちょっと気になるけど部分矯正で治せるのかな?
部分矯正と全顎の矯正治療って何が違うの?
という疑問にお答えします。
部分矯正と全顎矯正の違い
部分矯正と全顎矯正の大きな違いは
部分矯正ではかみ合わせが治せないことです。
まったく治せないわけではありませんが、
部分矯正では歯を抜いての処置など歯の大きな移動は行わないので
できる範囲で行うことになります。
よって、部分矯正は基本的には奥歯のかみ合わせがよい場合に行われます。
噛み合わせがよいとは?
理想的な”噛み合わせ”は
歯の山と谷、1歯対2歯で噛みあっている状態です。
以前からお話ししていると思いますが、
人は噛むときに自分の体重ほどの力で噛みます。
その力を分散するために上の歯1歯に対して下の歯1歯ではなく
1歯対2歯の歯並びになっています。
(画像は新版プロフィトの現代歯科矯正学より抜粋)
部分矯正のメリット
全顎矯正と比較して
部分矯正では治療期間が短く治療を終わらせることができます。
全顎矯正では基本的には歯を動かす治療に2年~2年半かかりますが
部分矯正では数か月~1年で治療を完了することができる場合が多いです。
ちょっと前歯の並び方が気になるけど時間がない...
などとお悩みの方は是非ご相談ください。
患者様の歯並びによって治療期間は変わりますので
矯正治療をお考えの方は検査を受けてみてください。
また費用を抑えられる点もメリットです。
歯を失ってしまった場合などでも部分矯正することによって
残っている歯を極力削らないで治療できるようにするなど
部分矯正は活躍しています。
部分矯正のデメリット
はじめにお話ししたように噛み合わせの治療ができない点はデメリットです。
また、前歯の凸凹を取るためにきれいに並べなおした結果口元が出てしまうリスクがあります。
鼻の先端と顎の先端を結んだ線を”Eライン”といいます。
日本人はこのライン上に上下の唇がのっていることが
理想的だと考えられています。
無理に部分矯正で治療することによって
口元が前に出てしまう可能性もあります。
部分矯正をするときはしっかり説明を受け納得できる治療をしよう!
部分矯正では以上のようにメリットもありますが、デメリットもあります。
部分矯正をお考えの際はまずはしっかり検査を受け、
どのように治療できるのか説明を聞き、
納得したうえで治療を受けるようにしましょう。
当院では部分矯正をご希望の患者様でも
部分矯正では治療が難しい・良い結果が得られないと判断した場合には
全顎治療をお勧めする場合もあります。
部分矯正、全額矯正での治療をお見せしながら患者様とご相談し
よい方法で治療を進めていきます。
当院で行った部分矯正治療についてもご覧ください。
部分矯正をお考えの方はまずは一度相談にいらしてください。
■ 他の記事を読む■