顎関節症と矯正治療 注意点や自分でできるケアの仕方|千葉県柏市で歯列矯正なら柏KT矯正歯科

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顎関節症と矯正治療 注意点や自分でできるケアの仕方

投稿日:2021年3月15日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。

柏駅から徒歩1分にある柏KT矯正歯科です。

 

当院では矯正治療を始める前に顎関節症についてもご説明していますが

顎関節症って何なのか、症状が出たらどうしたらいいのかなどお話しします。

 

顎関節症ってなに?どんな症状があるの?

”顎の関節や顎を動かす筋肉の痛みがある”

”口を開けるときに音が鳴る”

”口が大きく開けられない”

状態でほかに病気などの原因(関節リウマチなど)がないとき

顎関節症と診断されます。

 

そのため特に硬い食べ物や大きな食べ物が食べにくいなどの不便さや

痛みによる不快さを感じますが、

日常生活に大きな支障をきたすような重大な病気のようなものではなく

適切な治療やセルフケアを行うことにより

快方に向かうものです。

 

顎関節症の原因

顎関節症の原因としてかみ合わせが悪いからと考えられていたこともありますが

原因は一つではなくたくさんの要因が運悪く重なったときに症状が起こると考えられています。

その要因には

・顎関節や筋肉の構造的な問題

・噛み合わせの悪さ

・精神的ストレス

・歯ぎしりや食いしばり

・片側での噛み癖や硬い食べ物

・うつ伏せ寝

・常に歯をかみ合わせている癖(歯列接触癖)、頬杖、爪を噛むなどの癖

などたくさんの要因があります。

これらのいくつかが合わさったとき耐え切れなくなり

顎関節症として症状が出てきてしまいます。

 

自分でできるケアと顎関節症の治療

顎関節症では顎関節を安静にすることが大切です。

普段口を閉じているときは上の歯と下の歯は接触していませんが

常に歯を接触させている状態の癖(歯列接触癖)があると

顎に過度な負担がかかります。

 

食べ物を噛む、唾液を飲み込むといった

動作の時だけではなく、

何もせずボーっとしている時でも

歯を噛みわせてしまっている癖です。

 

顎関節症患者さんの多くにこの癖が見られえることが分かっています。

もしその癖があったらやめるよう意識しましょう。

 

上記の要因を除去するため、顎に負担をかけないために

ほかにも具体的に気を付けることとして

・大きな食べ物は小さくちぎって食べる(ハンバーガーにかぶりつかないなど)

・硬い食べ物は避ける(スルメやフランスパンなど)

・頬杖、爪かみはしない

・うつぶせ寝はしない(うつ伏せ姿勢での読書なども)

・あくびをするときは手で顎を抑える

などのことに気をつけましょう。

安静にすることで症状は和らいでいきます。

 

口を動かしていないのに痛みを感じるような痛みの強いときには

氷水を入れたビニール袋を痛みのある部分に当ててください。

10分を限度として

そのあとはゆっくりお口を開けたり閉じたり繰り返してください。

症状が落ち着いているときに冷たく冷やすのはやめましょう。

 

歯科では一般的にはスプリント療法という

就寝時に歯にはめるマウスピースで治療します。

これをはめることにより

夜間の歯ぎしりや食いしばりによる顎関節への負担を軽減します。

痛みが強い場合には鎮痛剤を使用する場合もあります。

 

矯正治療によって顎関節症が引き起こされるという

直接的な因果関係はありませんが、

治療中は今までのかみ合わせから変化していることにより

一時的な噛み合わせの不便さを感じたり、

いつもは普通に食べていた硬い食べ物をかむにも

いつも以上に顎に負担がかかっていたり、

歯の移動や装置による痛みを感じてストレスになっていたり

することも考えられます。

顎に痛みなどを感じた時には我慢せずご相談ください。

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