マウスピース型矯正装置(インビザライン)
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マウスピース型矯正装置(インビザライン)について
当院では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた矯正治療を行っています。マウスピース型矯正装置(インビザライン)は世界中約1,300万人以上(※2022年6月時点における「インビザライン・システム」および「インビザライン Goシステム」の合計)の方が行っている矯正装置です。基本的に9歳以上であればどのような歯並びの状態でも治療できます。矯正治療を行う際には、矯正医が患者様のお口の状態を確認し、治療方法の説明をさせて頂きますので、治療前の相談にて何なりとご質問・ご相談頂ければと思います。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴
通常の矯正では金属のワイヤーやブラケットを取り付けて行いますが、このような矯正器具は目立ちやすいのが難点です。当院ではマウスピース型矯正装置(インビザライン)という透明なマウスピースを使用した治療法をご提案しています。マウスピースは食事や歯磨きの際には取り外しが可能となっているため、生活に支障をきたす心配がありません。またワイヤーでお口の中を傷つけてしまう心配もないため、理想的な矯正装置となっています。
透明で目立ちにくい
透明な薄いポリウレタンでできていますので、見た目には矯正装置を装着していることがわかりづらくなっています。周りの人に気づかれずに治療を進めていけます。
簡単に取り外しができる
マウスピースは簡単に取り外すことができるため、食事や歯磨きなどの邪魔になることはありません。
痛みや違和感も少ない
歯茎や上顎にピッタリとフィットする素材となっているため、これまでの矯正方法と比較して痛みや違和感を感じにくいという特徴があります。
金属アレルギーでも大丈夫
通常の矯正では金属製のワイヤーやブラケットを使用しますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)では金属を使用しないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して治療を行えます。
通院回数が少なくて済む
マウスピースの交換は2週間程度で行う必要がありますが、ご自宅で行えるため通院は1ヶ月半~3ヶ月毎と少なくて済みます。
話しやすさも従来型より向上
マウスピースの厚さは約0.5mm程ですので、従来型の矯正器具よりも話しやすさの点で向上しています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のリスク・デメリット
- 1日あたり20時間以上装着をしていなければならない
- マウスピース矯正だけでは治療が難しい場合がある(一時的にまたは部分的にワイヤーとブラケットによる従来の矯正方法を平行して行うことにより治療可能となります)
- 十分な装着時間が確保できていないと矯正期間が長くなったり、治療結果に影響が出る可能性がある
- 歯が移動する際、鈍痛や違和感を感じる場合がある
- マウスピースを装着したまま糖分の多い飲料水などを飲むと、歯が溶けやすくなり、虫歯リスクが高くなる
マウスピース型矯正装置(インビザライン)と薬機法等について
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、薬機法上の承認を得ておりません。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)で用いるクリンチェック・ソフトウェアは薬機法の承認を得ています。 - マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社が製造している製品です。当院は、アライン・テクノロジー・ジャパンを通じて入手し、矯正治療に使用しています。
- 日本国内においても、様々なマウスピース型の矯正装置が製造・販売されており、薬事承認されている物もいくつかございます。日本で医療機器として認可をいただく場合は「日本の国家資格を有した医師・歯科技工士が薬事承認されている材料で製作した物」または、「薬事承認された材料で製作した既製品」でなければならないため、海外で製作されるマウスピース型インビザラインは認められません。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。世界でこれまで約1,300万人以上(※2022年6月時点における「インビザライン・システム」および「インビザライン Goシステム」の合計)の方が治療を受けられていますが、矯正治療に伴う一般的なリスク以外の副作用等については報告はありません。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の矯正歯科装置です。そのため、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
口腔内3Dスキャナー「iTero element」でラクラク型取り
当院柏KT矯正歯科では適切なマウスピース矯正を行っていくために、高性能の口腔内3Dスキャナー「iTero element」を導入しています。
この機器により矯正治療の精度が向上し、型取りの際にも嘔吐反応により不快感を感じるピンク色で粘土状の素材を使うこともなくなりましたので、患者様の負担も減少しています。
さらに歯並びが治っていく様を3Dシミュレーション確認「クリンチェック」
当院では3次元シミュレーションソフト「クリンチェック」を使用しており、これにより歯の動きを事前にシミュレーションして確認することができるようになっております。こちらを確認することで、担当医と矯正後の歯並びを共有することができます。コンピュータを使用して計測を行いますので、無理なく歯の移動を行っていくことが可能です。
できるだけ歯を抜かない矯正治療を心がけております
当院柏KT矯正歯科では歯を抜くことなく矯正を行う非抜歯矯正を心がけております。歯を抜いての矯正では咬み合わせに重要な歯を抜かなければならないケースもあり、治療後の咬み合わせを重視するには抜かない矯正が理想と考えているからです。矯正治療の際に歯を抜くのを回避する方法としては以下の2種類があります。
歯を遠心移動させてスペースを確保する
奥歯をさらに奥へと移動させてスペースを作る遠心移動を行うことで、抜歯を回避できます。移動には歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正(歯科)治療やマウスピース矯正装置を使用します。
そのため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は歯を抜かずに矯正治療を行う方法として理想的なものと考えられます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で対応可能な不正歯列の種類
矯正治療は歯並びに問題がある際に行いますが、歯科業界では歯列不正という言葉で表現されます。マウスピース型矯正装置(インビザライン)は以下のような歯列不正に対応しています。
出っ歯
日本人に多い歯列不正で上の歯が前に突き出す形となっており、それが原因で顔の印象も変って見えることがあります。
開咬
奥歯の咬み合わせを重視した際に前歯の上下に隙間が空いている状態で、口が常に空いた状態となってしまいます。
受け口
下の歯が上の歯よりも前に出ている状態で、顎が出ている、または大きく見える状態です。そのままでは上の歯が削れてしまう可能性があります。
叢生(そうせい)
歯が様々な方向に生えている状態で、「らんぐい」と言われることもあります。全ての歯を上手に咬み合わせることができず、歯磨きのしにくさから虫歯や歯周病のリスクが高い状態です。
空隙歯列(くうげき)
すきっ歯という言葉の方が馴染みがあるかと思います。歯間に隙間があり発音に支障をきたすこともあります。また口を開けた際に目立ってしまうこともあります。
過蓋咬合(かがい)
開口とは反対の歯列不正で、上の歯が下の歯に深く咬み合いすぎている状態で、そのままにしておくと上下の歯共に削れていってしまう可能性があります。
千葉県柏市で矯正治療をご検討の際にはぜひ当院へ
千葉県柏市にて矯正治療をご検討の際には当院までお気軽にご相談下さい。当院では矯正治療中の見た目にも配慮し、マウスピース型矯正装置(インビザライン)をおすすめしております。この治療に必要となる期間や費用、またその他の治療方法についてはご相談頂けますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。