子どもの矯正 矯正装置にはどんなものがあるの?
投稿日:2021年1月22日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。
柏駅南口から徒歩1分にある柏KT矯正歯科です。
お子さんの矯正治療をしたいけど
なるべく子どもには負担をかけたくない...という保護者の方は多いと思います。
今日は子どもの矯正治療にはどのような装置が使われているのかお話しします。
矯正装置の種類には
主に歯そのものに作用するもの、歯の周りの筋肉に作用するもの
取り外しのできるもの、できないもの
お口の中で使うもの、外で使うもの
などいろいろな装置があります。
子どもの矯正には歯の周りの筋肉に作用するもので取り外しできるものがよくつかわれます。
子どもの矯正治療に使われる装置
たくさんの種類がありますが比較的よくつかわれる装置の紹介をします。
ムーシールドという装置で反対咬合(受け口)の治療に使われます。
上唇からかかる過剰な力を抑制し、上顎の成長を促し
装置を装着した状態で唇を閉じることにより下顎の先端の筋肉に力が加わることにより下顎の成長を抑制します。
乳歯列期~混合歯列期(生え変わりの時期の乳歯と永久歯が混在する時期)に使われます。
この装置は型取りは必要ないので治療開始時にお子さんの負担がなく使い始めやすいです。
取り外し可能な装置で基本的には装着は就寝時のみです。
お食事や歯磨き、日中の活動に支障をきたすことはありません。
トレーナー装置(プレオルソ®)というマウスピース型の装置で
出っ歯や受け口、軽度の叢生などの治療で使います。
お口の周りの筋肉や舌が正常に機能するようにし、
しっかりと鼻で呼吸するように矯正することで効果が得られます。
混合歯列期に使われます。
この装置も型取りが不要です。取り外し可能で基本的には就寝時のみの使用です。
床矯正装置の拡大床という装置です。
金属のばねを歯にかけて上顎の横幅を拡大し、
歯列を広げることにより歯を並べるスペースを作るために使います。
装置の真ん中にある拡大ネジを回して装置の幅を変えて装着します。
これは装置作成のために型取りが必要です。
装置の使用は昼間と就寝時ですが、取り外し可能なのでお食事や歯磨きなどには支障はありません。
歯を1本1本動かすにはこれらの装置での治療でできるわけではないので
成人の矯正装置のようなマウスピースやブラケット装置が必要になることもあります。
お子さんの矯正治療は顎の成長が利用できることなど成人の治療とは異なります。
小児矯正をお考えの方は一度相談されてみてはいかがでしょうか。
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